ご存知ですか?
人口減少による住宅着工数の落ち込みは激しく、
2024年度の新設住宅着工戸数は86万戸・うち持家の新設住宅着工戸数が26万戸と見込まれますが、
2040年度の新設住宅着工戸数は58万戸に減少。
大家族から核家族そして独居世帯へと人口減少を世帯数増加がなんとかカバーしていた時代は終わり、
これからまともに人口減少がダイレクトに住宅の数に跳ね返ってくる。
生産・消費の中心世代である生産年齢人口(15〜64歳・グラフではグリーンで表示)は、
毎年100万人ベースで減少。
下のグラフは総務省統計局が生産年齢人口を2020年までが実測値、2025年以降は推定値を表したものです。
そして、人口も減少しているが「20代30代人口推移と予想」のグラフを見ると、
住宅を買う主流の20代30代がこれからどうなるかがわかる。
人口の減少とともに、2009年から約40年、2050年には1658万人と49%も減少、半減していくんですね。
■ その結果、住宅着工数はこんなに減る!
2030年戸数はバブル崩壊後のピークだった1996年の約163万戸と比較すると、
ほぼ3分の1の水準に相当します。
但し景気動向などによって、着工が前倒しにされたり先送りにされたりする
ことにより、実際の着工戸数は変動する可能性があります。
住宅着工の絶対値が大きく減少することで、
現在、年間20棟受注のビルダーの場合、
5年後には30%減の14棟まで落ち込んでいく。
何も手をうたずにいくと、この数字に準じていくのは必至。
住宅業界のこれからは
決して平坦な道では
ありません。
でも、落胆する必要も
ないんです。
現状を認識した上で
それを回避する方法が
あります。